現地調査、市役所の建築住宅課を訪ねました
本日は、会津若松にて、お客さまからご相談のあった土地の調査を行いました。
旗竿の形をした土地で、公道から20mくらい奥まった場所にあり、古い空き家が1棟建っていました。
初見で気になった点は、道路に出るまでの土地(路地状部分といいます)の幅です。
車1台分が通れるくらいの幅だったので、車の中で法務局のサイトから登記されている地積測量図をダウンロード、さっそく図面を確認したところ、路地状部分の幅は1~2.5mでした。
その後、市役所の建築住宅課を訪ね、職員さんに図面を見せながら確認しました。
県の条例では、路地状部分の長さが20mを超えているため、3m以上の通路幅が必要で、この要件を満たさないと、建物の再建築ができない土地になるとのことでした。
エリアとしてはとても良いところですが、土地の形状、接道幅、上物あり、そして再建築不可と、少々難易度の高い条件がそろっています。
こういった特殊なケースでは、近隣の取引相場を調べてもあまり参考にならないので、更地の状態で売りに出すとしたらどのくらいが妥当なのか、という視点で、超概算で金額を出すことにしました。
続いて、県の合同庁舎に行ってきました
もうひとつ気になったのは、実際に現地には古い空き家が立っているので、当時はどのような経緯で建築申請が下りたのか職員さんに質問しました。
すると、当時は土地の形状が今とは違っていた可能性があって、昭和50年度より前の資料は県が所管していますとのことでした。
どちらにしても、現状では再建築ができない土地であることには変わりはないのですが、一応念の為に確認しておこうと、会津若松の県合同庁舎に向かいました。
県の職員さんに案内されて閲覧席についたのが夕方4時25分頃でした。5時までまだ時間があるな…
しばらくして職員さんが当時の書類が入った大量のファイルをいくつもテーブルに運んできてくれました。
職員さん:「このファイルの中からご自身でその当時の書類を探してください」
僕:「あ、ここから自分で探すんですね。了解しました」
職員さん:「ちなみに閲覧は4時30分までとなります」
僕:「え…あと3分ですかっ??そんな無理です(笑)」
職員さん:「(苦笑)じゃまた明日いらしてください」
結局こんなやり取りをして時間切れとなりました。
職員さんご対応ありがとうございました。
次回は余裕をもって参ります。
投稿者プロフィール
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合同会社住むのび 代表のイナバです。
福島県いわき市出身、昭和53年生まれ、宅地建物取引士、趣味はDIYです。
元々いわき市職員として16年間勤務してまいりました。
行政での経験と知識を活かし、住まいに関する様々なお悩みにお応えいたします。
ご質問やご要望がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
お客さまのお役に立てるよう全力でサポートさせていただきます。
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